ラーイオス

表記

 ギリシャ名:Λάϊος

 ローマ字転写:Laios

 多くの場合、「ラーイオス」とだけ表記される。

性別

 男。

概要

逸話

 ラーイオスが子供の間、リュコスが政権を簒奪した。

 ゼートスアムピーオーンは、ラーイオスを追放した。そこでラーイオスは、ペロプスの客となって、ペロポネーソスに日を送った。ラーイオスは、ペロプスの息子クリューシッポスに戦車をかる術を教えている間に彼に想いを寄せ、彼を誘拐した。

 アムピーオーンの死後、ラーイオスが王国を継いだ。そしてメノイケウスの娘イオカステー(あるいは、エピカステー)を娶った。神が男子を儲けるべからずと託宣を下した。というのも、生まれた男子は父殺しになるであろうから。だが、ラーイオスは、酔って妻と交わった。そして生まれた子を、その踵をブローチで貫いて牧人に棄てるようにと手渡した。しかしこの男はキタイローンに棄てたが、コリントス王ポリュボスの牛飼いが赤児を見つけて、王の妻ペリボイアの所にもたらした。ペリボイアは、子供を養子とし、自分の子としてその踵をなおした後、オイディプースと呼んだ。*1

系譜

兄弟、姉妹

後裔

イオカステー(あるいは、エピカステー)との子*2

*1:ギリシア神話』p128~130

*2:ギリシア神話』p130