デーメーテール
表記
ギリシャ名:Δημήτηρ
ローマ字転写:Demeter
多くの場合、「デーメーテール」とだけ表記される。
性別
女。
概要
逸話
ハーデースがペルセポネーを奪うと、デーメーテールは、夜となく昼となく松明を手にして、ペルセポネーを求めて全世界をめぐった。デーメーテールは、ヘルミオーンの人々より、ハーデースがペルセポネーを奪ったことを知って、神々に対して憤怒し、天界を捨てて身を一婦人の姿に変じ、エレウシースにやってきた。デーメーテールは、アゲラストスと呼ばれる石の上に座り、エレウシース人の王ケレオスの所に赴いた。デーメーテールは、ケレオスの妻メタネイラの一人の子供デーモポーンを引き取って育てた。デーメーテールは、デーモポーンを不死にしようと思って、夜な夜な嬰児を火中に置き、必滅の人の子の肉を剥ぎ取ろうとした。しかし、プラークシテアーが見張っていて、デーモポーンが火中に入れられているのを見つけて大声を上げたため、嬰児は焼きつくされ、デーメーテールは本身を顕した。デーメーテールは、メタネイラの息子トリプトレモスに有翼の竜の戦車を造ってやり、小麦を与えた。*3
系譜
父
母
兄弟、姉妹
後裔
ゼウスとの子*4
- ペルセポネー
イアシオンとの子*5
ポセイドーンとの子*6*7
- アレイオーン(馬)