ベレロポンテース
表記
ギリシャ名：Βελλεροφόντης , Βελλεροφῶν
ローマ字転写：Bellerophontes , Bellerophon
多くの場合、「ベレロポンテース（べレロポーン）」とだけ表記される。
性別
男。
概要
逸話
ベレロポンテースは、殺意なくしてデーリアデース（あるいは、ペイレーン、あるいは、アルキメネース）を殺し、プロイトスの所に行って罪を潔められた。そしてステネボイアは、ベレロポンテースに恋心を持ち、あいびきの申し出を彼に送った。しかし、ステネボイアは、ベレロポンテースが拒絶したので、プロイトスにベレロポンテースが自分に誘惑の言葉を送ったと言った。そこでプロイトスは信用して、ベレロポンテースにイオバテースの所に持参すべき手紙を与えた。その中にはベレロポンテースを殺すようにと書かれてあった。イオバテースは、手紙を読んで、キマイラを退治するように命じた。この猛獣に殺されるだろうと考えて。ベレロポンテースは、その持っていたペーガソスに乗り、高く飛翔して、その背からキマイラを矢で射殪した。この闘いの後、イオバテースは、ベレロポンテースにソリュモイ人と戦うことを命じた。これをも果たした時に、アマゾーンたちと闘うことを命じた。彼女らをも殺してしまった時に、リュキアー人中の勇者といわれる人々を選んで、待ち伏せしてベレロポンテースを殺すことを命じた。これらすべての者を殺してしまった時に、ベレロポンテースの力に驚いてイオバテースは、手紙を示し、自分の所に留まるように頼んだ。イオバテースは、ベレロポンテースに娘ピロノエーを与え、死ぬ時に王国を遺した。*1
系譜
父
- グラウコス
母
兄弟、姉妹
- デーリアデース
- ペイレーン
- アルキメネース
