カリストー

表記

 ギリシャ名:Καλλιστώ

 ローマ字転写:Kallisto

 多くの場合、「カリストー」とだけ表記される。

性別

 女。

概要

 カリストーはニュムペーである。*1

逸話

 カリストーはアルテミスの猟の伴侶であり、女神と同じ衣を身に纏い、処女でいることをアルテミスに誓った。しかしゼウスカリストーに恋し、アルテミス(あるいは、アポローン)に姿を似せて、嫌がるカリストーと床をともにした。ゼウスは、ヘーラーに気づかれないようにカリストーを熊の姿に変えた。しかしヘーラーは、カリストーを猛獣として射殺するようにアルテミスを説き伏せた。あるいは、アルテミスが、カリストーが処女を護らなかったので、射殪した。カリストーが死んだ時に、ゼウスは赤児をひっさらい、アルカスと名づけ、アルカディアーにおいて育てるべくマイアに与えた。そしてカリストーをば星に変え、「アルクトス」と呼んだ。*2

系譜

兄弟、姉妹

後裔

ゼウスとの子*3