アタランテー
表記
ギリシャ名:Ἀταλάντη
ローマ字転写:Atalante
多くの場合、「アタランテー」とだけ表記される。
性別
女。
概要
逸話
イーアソスは男の子を欲していたので、アタランテーを棄てたが、牝熊がしばしばやって来て乳を与え、ついに猟師が発見して自分たちの所で育てた。成人してアタランテーは処女を守っていた。そして荒野に狩して常に武装していた。ケンタウロスのロイコスとヒュライオスがアタランテーを犯さんとしてアタランテーによって射殪されて死んだ。長たちとともにカリュドーンの猪狩にも行き、ペーレウスに捧げられた競技においてペーレウスと相撲って勝った。後両親を見出したが、イーアソスがアタランテーを結婚させようと説いた時に競走場に適した地にたち去り、中央に中央に三キュービット(すなわち、約四尺五寸)の高さの柱を打ち立て、そこより求婚者たちを自分の前に走り出させ、自分は武装して走った。そして追いつかれた者の運命は死、追いつかれぬ者のは結婚というのであった。すでに多くの者が殺された後、メラニオーンがアタランテーに恋し、アプロディーテーより得た黄金の林檎を持って競走をしに来、追われている時にこれを投げた。アタランテーはその投げられた林檎を拾っていて、競走に敗れた。それでメラニオーンはアタランテーを妻とした。そしてある時彼らは猟の途中ゼウスの神域に入り、そこで交わっている間に獅子に変じられた。*1
系譜
父
- 〈イーアソス〉
- スコイネウス
- マイナロス
母
- 〈クリュメネー〉
兄弟、姉妹
後裔
メラニオーン、あるいは、アレースとの子*2
- パルテノパイオス