アローアダイ

表記

 ギリシャ名:Ἀλωάδαι , Ἀλωεῖδαι

 ローマ字転写:Aloadai , Aloeidai

 多くの場合、「アローアダイ(アローエイダイ)」とだけ表記される。

概要

 アローアダイとは、ポセイドーンとイーピメデイアから生まれた子供たちの総称である。

すなわち、

  • オートス
  • エピアルテース

 アローアダイは、毎年身体の幅が一キュービット(すなわち、約一尺五寸、すなわち、約45cm)、高さが一尋(すなわち、約1.8m)大きくなった。*1

逸話

 アローアダイは、九歳になって、幅が九キュービット(すなわち、約4m)、高さが九尋(すなわち、約16.2m)になった時、神々に戦いを交えようと思って、オッサをオリュンポスの上に乗せ、オッサの上にペーリオンのおき、これらの山々によって天に登らんとした。また、海を山で埋めて陸地とし、陸地を海に変じようとした。そして、エピアルテースはへーラーに、オートスはアルテミスに言い寄った。その上、アレースをも縛ってしまった。しかし、ヘルメースアレースを盗み出し、アルテミスがアローアダイをナクソスで退治した。*2

系譜

  • イーピメデイア