プロクリス
表記
ギリシャ語:Πρόκρις
ローマ字転写:Prokris
多くの場合、「プロクリス」とだけ表記される。
性別
女。
概要
逸話
プロクリスは黄金の冠をもらってプテレオーンと臥床をともにし、ケパロスに見つけられて、ミーノースの所に遁れた。ミーノースはプロクリスに恋して、これと交わるべく説得を試みた。しかしいかなる女もミーノースと交わったならば、その女は生きて助かることができなかった。というのは、パーシパエーが、ミーノースが多くの女と床をともにしたので、彼を魔法にかけ、かくて他の女と枕を交わすごとに彼は獣をその関節に放射し、かくして女たちは死んだからである。しかしミーノースは速い犬と真っ直ぐに飛ぶ投槍を持っていたので、これをもらう条件で、プロクリスはキルケーの根を彼を無害にするべく与えた後に、枕を交わした。後ミーノースの妻を恐れてアテーナイに来たり、ケパロスと仲直りし、彼とともに狩に赴いた。というのはプロクリスは狩を好んだからである。プロクリスが繁みの中に獲物を追っている時に、ケパロスは知らずして槍を投じ、プロクリスにあてて殺してしまった。そしてアレースの丘で裁かれ、永遠の追放の刑を宣せられた。*1
系譜
父
母
- プラークシテアー